キャプテンコラム8月号

社内Trainingのお裾分け

ナレッジシードの社員研修の1つ「Training」を抜粋してお届けします!

社会人になると「時間管理」が大切だと言われます。
代表的なツールが「手帳」です。

就活中の方からも「自己管理」「時間管理」の
質問や相談を受けることがよくあります。

ナレッジシードの社員も入社してから
「時間管理」「手帳の使い方」の大切さを学んでいます。

今月のコラムでは、
「自己管理」「時間管理」について
社内Trainingした際の内容を抜粋してお届けします!

社内トレーニングは対面、
口頭形式で行われます。

以下は活字に書き起こしたものです。

ナレッジシードのTraining!
少々長いですが、
興味のある方は覗いてみて下さい。

私たちが「時間」と読んでいるもの
「過去、現在、未来」ですね。

現在 = 今

過去 = 記録/記憶

未来 = 予定/想像

 

そして「時間」には、
「物理的な時間」と「主観的な時間」があります。

 

モノ
=物理的な時間
=1秒
=1分の長さは常に一定  

ハート
=主観的な時間
=1分を1時間に感じたり
 1時間を数秒に感じたり

 

時間は実在しない、概念でしかないもの、お金と同じですね。
お金にも5円10円と種類があるように、
時間にも概念上は現在、過去、未来。
物理的、主観的と色々な形があります。
あくまで概念上ですが。

概念上というのは、
「頭の中だけの話」ということです。

例えば明日、
以前クレームを受けた家の面談を予定していたら…
緊張したり不安になったりしますね。

そして、その面談が終わって結局上手くいかなかったら・・・
後悔したりヘ凹んだりした事ありますよね。

緊張・不安・後悔・・・・etc 

その時は意識せず抱いている
「これらの感情」も、
メカニズムは時間の概念に深く密接しています。

未来=不安や緊張 
過去=後悔や落胆 ですね。

これから話す事を意識すると
不安や後悔からの脱出が超絶に早くなります。

私たちが唯一存在できる場所は1つしかありません。
それはどこしょう?

現在=今=存在=身体  
私たちの存在、つまり「身体」というものは
常に「今」にしかありません。

でも明日の面談が不安に思っている時、
心は未来に行っています。

終わった面談を後悔している時は過去に行っています。
でも「身体」は今ここにあります。

これは私的には「幽体離脱」です。
心と体が別の時空にある状態。

こう考えると幽体離脱って別に特別な体験でも何でもなく、
誰でも日常的にしているんですよね。

心だけ身体をおいたまま時空を超えちゃう。
ここにメンタル・モチベーションの上がり下がりに影響するカギがあります。

そしてメンタルやモチベーションはエネルギーですから、
磁力(=エネルギー)と同じ。

見えないけれど、そこには力が働いています。
だから低いメンタルは低い成果、
高いモチベは高い成果に繋がっていくわけです。

この幽体離脱状態を現実世界で例えると、
ギアがニュートラルでエンジンのかかった車に運転手がいない状態です。
非常に危ないですね。

ニュートラルでエンジンかかった車=身体 
運転手=心

運転手は過去や未来に行っていて常に不在。
車はエンジンかかった状態です。
心臓は動いていますから。
心が時空を飛んでいても身体は今に生きていますよね。

 

という事は・・・
ニュートラルに入った車は道なりに進んでいきます。
下り坂ならグーンと行くし、壁があっても運転手不在じゃブレーキ踏めません。
ぶつかるまで突っ込んじゃいます。

これが「考えていない」という状態。
正確には「考えることができない状態」ですよね。
不在だから。

今、目の前を集中して見ていないから、
事故っちゃう。仕事で言えば、

ミスや問題が起きてから、
その衝撃で現実に引き戻される。

で、「ああ、怒られた・・・」とか
「頑張っているのに終わらない」とかって凹む、後悔する。
そうやって結局またどっか行っちゃうから全く事故は減らないわけです。

 

感情 = 心  
考える= 頭

 

感情と思考って別物です。
不安でしょうがないとか、
後悔して凹んでばかりっていうのは、

心が時空を超えている時だけ起こります。
この状態で「考えること」というのはできません。

考える= 頭 = 身体

頭は身体ですから、
運転手が時空を超えてお留守の頭は何にも考えていません。
つまり、ただひたすら不安で ただひたすら凹んでいる状態。

身体である頭は止まっていますから解決はされません。
「方法を考える」のは心じゃない。頭ですから。

つまり、先のことを考えるためには・・・
心も身体もセットで今に在ること =自然の状態

「先のことを考える」には、
心身とも今にいないと できないんです。

心がお留守で頭は動きません。
そして、この状態が生き物の自然な状態です。

明日のことを不安に思っていて
問題がなくなることは決してありません。
でも、
明日起こりそうな問題の解決方法を考えれば問題は回避できます。

明日に「心を飛ばす」のではなく、
明日を「考える」んです。今。

じゃあ、それを一体どうやるの?って言ったら手帳です。
これを可能にするツールが手帳です。

人間は生き物ですから、
自然の在り方を失ったら壊れちゃうんです。
心と身体がセットで今にないと苦しいです。

でも、仕事で何かミスをしたこと(過去)を忘れて、
またミスしてたら、少なくとも仕事の世界で生きるのは苦しいです。

だから、
「自然の生命としての人間」と
「人の世を生きる社会的な人間」

この自分を「両立」していくことが
「自然な生き物としての自分」が
「現実という社会を生きる」コツです。

自然=「人間がコントロールできないもの」

人間がコントロールできないものを自然って言いますが、
人はコントロールできないような危ない世界は
「冗談じゃねー」って思うんです。
不安ですから。

だから、自然の中に
「人間だけのルールで人間の世界」を作って私たちは生きています。

この世界では信頼とか約束を大切なものだって教わります。
でもそれは「人間社会を生きる上では大切」だと言うだけで、
自然はまったく気にしていないです。

だから自分が不誠実だったり嘘をついたって、
改めれば良いだけです。気にすることはないんです。

自分を否定したり、
卑下したり、ダメだなんて思う必要ないんです。
私たちは生き物、自然なんだから。

約束を守る人にも守らない人にも
自然は同じように雨を恵んでくれます。
日差しをくれます。

「嘘つきにはやらん!」とかケチ臭いことは言いません。

自然ってスケールが違います。
デカいんです。

嘘つきだろうが不誠実だろうが全部を受け入れてくれる。
全部を愛してくれる。
だから自然に触れると私たち癒されますよね。
「現実を忘れる」とかって言って。

で、現実を忘れながら現実を生きると幽体離脱しちゃうんです。

現実はどんななの?って言えば、
約束は守らなきゃいけないし、誠実さが大事なんです。
でも自然は違いますね。

お米の収穫を約束してくれる誠実な苗って無いんです。
必ず甘くおいしく実ることを確約してくれる栗の木とかって無いんです。

嵐が来たら終わりだし干ばつだったら終わりだし。
そこに努力したとか、一生懸命世話をしたとか関係ない。
起きることは起きるんですね。

農家の人がサボったから不作なんじゃないですよね。
一生懸命育てても誰の上にも同じように嵐は来る。

それが自然で、
自分には思いもよらないような
ドデカイスケールと
緻密なバランスで起きてるんだなあって
つくづく思います。

Continue・・・


最後までお読みいただき
ありがとうございます!

Trainingでは社員リクエストを元に
毎回色々なテーマで学びを深めています。

学校の「学ぶ」以上に
社会人になってからの「学ぶ」は
楽しいものです。

キャプテン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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