キャプテンメッセージ

〝キャリアプランナー〟として、カウンセリング・アドバイザーやワークショップ・セミナーを行っていく中で、皆さんに「キャプテン」と呼んでいただくようになり、気がつけばキャプテン歴20年となりました。ナレッジシードのリアルな情報や笑えるエピソード、ちょっといい話などをコラム発信していきます。
忙しい毎日をお過ごしの皆さんにホッと一息ついてもらいながらナレッジシードの魅力を感じてもらえれば嬉しいです。

ナレッジシード経営理念の中に「生きとし生けるものの豊かさに寄与する」という一文があります。ここには、誰に言われるでもなく「しおれた花に水をあげずにはいられない」とか「捨て猫を放っておけない」というような命を愛おしむ気持ちの尊さを、ありのまま無条件に価値を見出せるような会社、評価できるような会社でありたいという願いが込められています。仕事だから、お客さまだからという条件付きのサービスで疲弊するのではなく、対象がなんであっても無条件に大切に想える心の豊かさを持って仕事ができる仲間をこれからも増やしていきたい。私はこの理念が大好きです。

最新コラム2024.02.08

キャプテンコラム2月号「フィラーとの戦い」社員コラムより

「えー、それではですね、今回のコラムでは、
あの、今回は、話し方について、えーっと、
書いていこうと思います。」

「ま、話し方というのはですね、
いろいろありますけども、えー、そうですね、
みなさんも上手に話せるようにですね、
えぇ、なってほしいと思っています。」


たぶんこのまま書き続けたらブラウザを閉じてしまいますね? 
待って! これから面白くなるから、ちょっとだけ待って!!(汗)

この文章、とっても読みづらかったのではないでしょうか?
そうなのです。めちゃくちゃ読みづらいのです。

短いのに長く感じて、何を伝えたいのかよくわからない。
一生懸命読み進めていくうちにだんだん眠くなる……。
「えーっと」や「あの」が入るとこんなにも話の意図が伝わりづらくなるのです。

もちろん文章で「えーっと」を付ける人はいないですし、
そんな意味のない言葉を入れたら話が伝わらないことは
みなさんもわかっていることだと思います。

でも、普段の会話やスピーチ、面接などではどうでしょうか。
もしかしたら皆さんも
「えーっと」「あの」の人になっていませんか?

実は喋るときに
「えーっと」「あの」「まあ」といった言葉はよく出てきます。
そしてこれらの言葉が入ると、自分の話が相手に伝わりづらく、
場合によっては相手を不快にさせてしまうこともあるのです。

今回はこの「フィラー(filler)」について書いていきます。
みなさんもスッキリした話し方で、
話がクリアに伝わる人を目指しましょう!

「フィラー」とは
「えーっと」「あの」「うーん」など、
言葉に詰まったときに出てくる言葉のことを指します。

フィラーは頭の中が整理できていなくて、
何を喋ろうか迷っている時や、緊張していたり、
上手く喋ろうとしたりする時によく出てしまいます。
フィラーが出ることで、話が長く感じられ、
聞き手側は非常に退屈してしまいます。

例えば最初に挙げた文章の一部とそれを短くしたものを見比べてみましょう。

「えー、それではですね、今回のコラムでは、
あの、今回は、話し方について、えーっと、
書いていこうと思います。」(52文字)

「話し方についてのコラムを書きます。」(17文字)

52文字と17文字、半分以上短くなりました。
どちらが頭に入りやすいか明白ですね。
これは喋るときも同じなのです。
短い方が相手に伝わりやすい。

フィラーの効果にはまた、
自信がなさそうといった印象を相手に与えてしまいます。

場合によっては嘘をついているのではないかとも思わせます。
話し手にそのようなつもりがなくても、
言葉に詰まりながら一言一言を考えているように
話されるとどうしてもそのように見えてしまうのです。
とくにこれは面接では避けたいですよね。

面接で緊張しながら一生懸命に喋った志望動機や自己PRが、
自分では上手く喋ることができたと思ったのに、
面接官の顔がなんともピンときていない様子だったら残念ですよね。

フィラーをなくすことは相手を不快にさせないため
というのもありますが、

それ以上にあなたが自信のあるように、
そして本当のことを喋っているように見られることに
意味があるのです。

例えばみなさんも、
電気屋さんなどのお店を想像してみてください。

商品が本当にいいものだということを、
フィラーがたくさん使われた口下手な説明で伝える店員さんと、
端的にわかりやすく伝えてくれる店員さん、
どちらの意見を参考にしますか? 

話し方には自分が思ってもいないような効果を
相手に与えます。
だからこそ意識して喋る必要があるのです。

フィラーをなくす方法はたくさんありますが、
ここでは私が試してみて一番効果があったものを紹介します。

まずは短く話すこと。
喋る自分も、聞く相手も疲れてしまいます。

次に話す内容を整理すること。
「起承転結」といった型がありますが、
私は「序論、本論、結論」という型であらかじめ内容を整理しておきます。

この二つだけでかなり改善されます。

そして最後に、声を大きくすること。
実は私は普段、非常に声が小さいです。
ですが声が小さいと自信なく見られることが多いです。
どういうわけかフィラーも出てしまいます。
ですからフィラーを入れたくない場、
とくに保護者様との面談の場では
声はできるだけ大きくしています。
声が小さいのはノドから声を出すからで、
腹式呼吸をしておなかから声を出すと
自然と大きくなるのでおすすめです!

フィラーは話すときの癖ですから、
直せないのではと思う方もいるかもしれません。
でも直せるのです! 

私も自分でフィラーをなくす方法を
思いついたのではなく、本を読んで勉強しました。

特に役立ったのが、
高津和彦さんの『スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本』です。
こういった本は意外にも少ない……!

みなさんも気になったら読んでみてください。
本の中には、スピーチトレーニングの方法が書いてあったり、
桃太郎を読むときはフィラーが出ない!などとあったり、
楽しく学べます。フィラーは簡単にはなくなりませんが、
練習をして一つ一つ確実になくしていくことはできます。
これは闘いです……! 

フィラーが出ることを恐れずに、
喋る勇気を持てるよう地道に練習していきましょう。
その先には魅力的に話すようになった、
あなたが待っているのだから……。

フィラーをなくして相手にとって
気持ちのいい話し方をすると、
自然と自信がついてくるものです。

話すことに慣れて余裕が出てきたら、
そこにユーモアを交えてみるのも面白そうですね。
きっとここまで上達したら、話すことが大好きになるのでは!?