キャプテンコラム夏号(7.8月合併号)
knowledge-seedピカイチメンター菅澤
メンター(MENTOR)とは、
『人間的に信頼・尊敬でき安心して相談できる人』
『メンティと共に成長する人』(日本メンター協会)
メンティ=メンターに指導を受ける人のこと。
この定義を絵に描いたような社員が
ナレッジシードには存在する。
「Knowledge-Seed ピカイチメンター菅澤」に話しを聞いた。
菅澤聡(すがさわさとる)現在32歳。
新卒でナレッジシードに入社し
佐倉市、成田市の教室運営を経験。
昨年4月から、譲渡教室の立て直しに抜擢され
カスタマーチーフとして
八千代市の教室で手腕を発揮している。
10年前の爽やかな笑顔は今も変わらずだが、
内面から放たれる魅力の違いは一目瞭然。
彼は問題にぶつかる度に解決に向けて
行動し続けた。
その姿勢は今も変わりません。
自分自身と向き合うために何度もDL(※1)を志願し
時には涙を流すこともありました。
自分自身ととことん向き合う。
見たくない自分、ごまかしたい自分から目をそらさず
DLを通じて何度も何度も自分と向き合った彼の勇気はすごい。
彼を変えたのは紛れもなく彼自身だ。
※1・・・DL(ディーエル)=ナレッジシードの学び場の1つ。
年2回は全社員が社長、キャプテンと個別で話し半期毎を互いに振返り課題や目標を共に分かち合う。
それ以外にも、社員裁量で自由に何でもでも実施を申請できるので、
社員たちは自分を見つめ直す場として活用している。
カスタマーチーフ菅澤
◇メンターとしての考えや想いをインタビュー◇
メンターとして新入社員を指導するとき心掛けていることは?
「相手に意識を集中する」
指導をする目的は、指導する内容を相手ができるようになる事なので、
伝わらないのであればその指導は無駄になると思います。
指導する側もされる側も、お互いの大事な時間を使うわけですから無駄にしたくない。
だからこそ相手に意識を集中して、
伝えるべきことをちゃんと伝わるように話すことを心がけています。
特に、
「伝えるべきことはその時に伝える」
「軽すぎず重すぎず伝える」
「前向きに受け取れるように伝える」
これを自分自身で実践訓練しています。
メンターに必要なことは何ですか?
必要なのは「愛情」
愛情のある人の人柄や言葉は、相手に伝わります。
相手を指導したり、一緒になってやっていくなら、愛情もって接する。
嬉しいことは一緒に喜び、必要なら厳しく叱ったり。
右も左もわからない新入社員にとって、
その人が一人前になるまで一緒になってがんばろうと
愛をもって接することが必要だと思います。
「メンター」として関わる際に、
何かあった時に相談にのり手伝う場面があります。
その時に愛情をもって接してくれる人だとわかっていれば、
頼みやすかったり、相談しやすい関係性ができます。
それはその社員さんにとっても、
メンターである自分自身にとっても、
会社にとってもプラス。
逆に相談しにくいなどは全てにおいてマイナスです。
何よりも
教わる立場に自分自身がいた時、
愛情をもって接してきてもらえていると感じていて、
感謝の気持ちがある。
だから同じように思ってもらえたら役割を果たせたことになるかと思いますし、
人として嬉しいなと思っています。
なぜメンターをやってみようと思ったのですか?
今まではずっと自分が教えていただいてきたので、
今度は逆の立場で教える側をやってみたいと思ったからです。
単純に「人を教えること」に興味があったというのもあります。
人に何かを伝えることが自体が面白いと感じるし、
人と関わっていく中で様々な学びがあると感じています。
メンティの成長をお手伝いしていく中で、
うまくいく事もうまくいかない事もでてきて、
その中にある気づきや学びが、自分自身の成長にもつながっています。
またこの会社に入って大学生の時から考えると14年お世話になっており、
今までは「教わる側」の立場で、様々な事を教えていただきました。
自分がしていただいてきたと感じているから、
自然と今度は自分が教える立場になり、
メンターをやってみたいと思えたのだと思います。
メンターの楽しさや大変なことは何ですか?
新しい人と関わることに純粋に楽しさを感じています。
秋葉さん(現在のメンティ)とは、
動物好きや音楽をやっていたなど共通点があって
そういった好きなもの、趣味の話などなど他愛もない話題で盛り上がることもあります。
「こう考えるんだな」とか「こういう人なのだな」と新たに発見があったり、
1人で教室業務をしているだけでは感じない新しい刺激をもらうことも多く、
指導の中で、自分の考えを話したり、やり取りをしている中での発見、
改めて納得したり、気づくことも多々あります。
「相手を通して自分も教わっている感覚」
自分自身にとっても非常に勉強になります。
もちろん大変というか、もどかしいと感じる時もあって、
思うように伝わらない事や、「そうじゃないんだけどな」と感じることも。
経験を積んでいる分、自分でやった方が早いと感じることもありますが、
それでも相手が仕事を覚えたりすることを考えると、
手は出さずに時間をかけることを選択する必要がある時もある。
その時はもどかしさを感じたり、
うまくいかないなと反省するときもありますが、
その時は改善して次につなげるように。
失敗は成功のもとです!
メンター経験で新たな気づきや学びがあれば教えて下さい。
「人に教える」という時に、
「相手の事に意識を集中すること」を学び
自分自身を磨いています。
今までは伝えたいこと、教えなきゃいけないことを
「自分が話したいように」話していたのですが今は違います。
「話すタイミング」
「相手のしぐさや表情」
「反応や返してくる言葉」
「発している雰囲気」など様々なことを感じ取りながら、
使う言葉を変えたり、時には引いたり、押してみたりと、
こちらの伝え方を調整しています。
伝える時に、
どうやったら正確にメンティに伝わるのか?
どうしたら早く覚えてもらえるか?
どうしたら前向きに行動できるか?
どうすれば吸収してもらえるか?
そういうことを考えながら指導しています。
菅澤チーフはどんなメンターになりたいですか?
「人」として役立てるメンターになりたい。
仕事を教えてくれる先輩という立場、
役割を全うすることはもちろんですが、
そして、そうなるように努力する過程は楽しと感じています。
メンターとしてメンティに一人前になってほしいという気持ちでいます。
その上で「菅澤さんがメンターでよかった」と思ってもらえるような
仕事を通して関わる人の役に立てる存在になれたら嬉しいです。
今、そして未来の新入社員にアドバイスをお願いします。
最初はできない事もいっぱいあると思います。
「教わった事を正確に早く覚えること」
「感謝の気持ちを忘れない」
こういう「当たり前の事を大事にすること」が、
人と人が関わって何かを始める上で大切だと僕は考えています。
だからアドバイスするとしたら、
「当たり前を大切に」です。
社会人になったら仕事をしている時間は、
起きている時間の中の大半を占めています。
嬉しい事もムカつくことも、
悲しいことも楽しいことも
すべて味わい尽して
最終的に笑えるように仕事ができたら最高!
私はそうは思っています。
そのためには、
思いっきり!全力でやらないと楽しくない!
だから、お互い全力で仕事して学び合っていきましょう!